配管設備のチェック
最後に、配管設備のチェック方法をご説明します。
給水管・給湯管・配水管・換気ダクト
給水管・給湯管・配水管・換気ダクトは、できれば通水して、水漏れや赤水をチェックいたします。
配管類は通常、床下やパイプスペースといった外から見えないところを通っています。
インスペクションのために床や壁を壊すわけにはいきませんから、
どうしても確認できるのは一部になってしまいますが、見える所や触れられる箇所は目視や触診をして、管に劣化が無いか確認いたします。
▲パイプスペース(配管やダクトがまとまっている箇所)
この検査でインスペクション終了になります。
つまり買主さんは、建物の状態を把握して、金額の妥当性を確認した上で、売買契約を結ぶ事ができます。
既存住宅を買う方は、住んでから欠陥がわかったらどうしよう? というリスクはゼロとはいいませんが、かなり軽減されますね。、
インスペクションは、今までなんとなく曖昧だった既存住宅の性能をはっきりさせます。
その建物の劣化度という視点からの価値が明確になります。
仮にインスペクションで「ここが劣化している」という箇所が分かれば、修繕費用なども算出できるようになります。
また、インスペクションを受けていれば、住宅瑕疵担保責任保険(中古住宅に欠陥があった際に保険金が受け取れる保険)に加入ができるかどうかの判断がつきます。
リスクがより少ない状態で、既存住宅の売買が可能になります。
当然、既存住宅が買いやすくなります。
中古住宅も選択肢の一つとして、検討するのもアリッてことですね♪